第1962回経営者モーニングセミナー



大久会長のご挨拶
本日は二十四節気で「春分」です。お彼岸は夏と冬の入れ替わる季節の変わり目として春分の日、秋分の日とされ、太陽が真東から出て真西沈み一番西が近くなる日です。あの世とこの世が一番近くなる日でもあり仏教行事とされています。お彼岸と呼ばれる由来についてお話いただきました。



本日は、(一社)倫理研究所 法人レクチャラー/株式会社大和 代表取締役 栗本正幸(くりもとまさゆき)様をお迎えして、テーマ「弟からのメッセージ」についてご講和を頂きました。

昭和38年に創業。本年創業55年周年を迎える自社。倫理法人会に入会したきっかけとして、当時は自分を鼓舞するため、誰かに共感してほしくて入会したことを本心として振り返り、70~80年前資源の無い日本で先人が植えた里山の木々が放置されていることを何とかしなければならないという祖父の願いと思いを冒頭にお話いただきました。



強引な物事の進め方をし、社員や両親とぶつかりながら家業に入っていく中、当時厳しい業績にあった会社を立て直すことを自分の使命として奔走してつつも、経営の立場でありながら他人事、原因は自分ではないという状態だった過去を振り返られました。(ここからは涙無しでは語れない内容をまとめたダイジェスト版で書かせていただきます)

そのような中、修行先から戻った弟と共に会社をまわしていくが、お客様から入った仕事ができない、弟がとってきた仕事が社内でできないという状態が続いていく。弟の居場所が無くなろうとする中、寄り添うことができず助けの手を差し伸べられなかった。「お前居場所がなくるぞ!」と端を発し、ある日から弟が家に帰らない日々が続く。消息がわからない状態が続く中、家を出てからちょうど1週間後に母の電話で弟の死を知ることに。そこで初めて自分は同じ過ちを繰り返してきたこに気づく。弟の死をきっかけにそこから家庭が少し変わっていく。時が過ぎ、自分の息子が成長していくにつれて仕草や行動、立ち振舞が弟に似ていることに気づいていく。ある日、進路について息子と話しをするなか、弟に対して発した言葉を息子にも同じように伝えてしまったことで自己嫌悪に陥る。そのような中、尊敬する倫理の先生に息子の悩みを打ち明けたところ、「ただ黙って見ていなさい、全て受け入れれば大丈夫」という言葉をいただく。全ての人には可能性があり、承認する大切さを知る。弟の死によって家族は繋がっていなければ、他人を認めなければ、受け入れなければ、という気づきに至る。改めて弟が生きていたことの意味を知り、自分を導いてくれた役割だったことを知る。

結びに、これまで自分が教えてもらい気づいたことを他者にしっかり伝えること、教えていくことが自分の使命であることを熱い想いと共に伝えていただきました。

昨日に続き多くの気付きと学びをいただきました。栗本様本当にありがとうございました。

2019年3月19日